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【読まないのは損】社会人が新聞を読む3つのメリット

困るサラリーマン

上司に「社会人だったら新聞くらい読めよ」と言われました。ネットでもある程度の情報集められるんだけどな…

こんなお悩みを解決します。

◎本記事の内容

  • 新聞を読む人の割合は年々低下している
  • 一方、新聞を読むことで得られるメリットも
  • 少しだけでも新聞を読んでみるのがおすすめ
イロジロ

こんにちは、イロジロ(@Mr_Irojiro)です。
突然ですが、みなさんは新聞って読みますか?

正直、ネットでもある程度の情報を入手できる今の世の中で、「新聞なんて読む必要なし!!」と思ってたりしません?

僕はというと、日経電子版を空いた時間にささっと読んでいます。

ただ、新聞を(購入してはいるのに)ほとんど読まず、Yahoo!やSmart Newsの記事ばかりを読んでしまう時期もありました。

というか今もネット記事はよく見ちゃいますしね…w

そこで今回は、現在新聞を読んでいる人の割合や彼らが新聞を読む理由、私自身が実際になぜ読んでいるのかをお話ししながら、あくまで「新聞を少しでも読むべきなのでは?」という立場で新聞を読み進める方法について解説していきます。

今は新聞読んでいないけれど、これから読もうかなと考える人にとって一つの判断材料になればと考えているので、ぜひ最後までご覧頂ければと思います。

それでは、本題に入ります。

目次

新聞を読んでいる人の割合

新聞を月ぎめでとっている人のグラフ
新聞通信調査会「「第14回メディアに関する全国世論調査」より引用

まずは、現在新聞を読んでいる人はどれくらいいるのか、その割合を見ていきましょう。

公益財団法人新聞通信調査会(以下、新聞通信調査会)が2021年に行った「第14回メディアに関する全国世論調査」によると、ここ10年程で購読率が約27%減少し、2021年では61.4%となっています。

2011年度で若干上昇したものの、右肩下がりで減少しているのは明らかです。

また、一般社団法人日本新聞協会(以下、日本新聞協会)が公式ホームページで公開しているデータによれば、2000年には約5,300万部が発行されていたのに対し、2022年の発行部数は約3,084万部となり、20年の間に2,000万部も減少しています。

新聞を「情報源として欠かせない」と言っている人の年代別グラフ
公益財団法人新聞通信調査会「第15回メディアに関する全国世論調査(2022年)」の報告資料6Pより引用

さらに、上記グラフは公益財団法人新聞通信調査会が行った「第15回メディアに関する全国世論調査(2022年)」の報告資料6Pより引用したものです。

これを見ると、特に60〜70代の高齢者は情報源として新聞やNHKニュースを信用していると見られる一方で、若年層はほとんど新聞を読んでいないことが示されています。

新聞を読む理由・読まない理由

新聞の購読率が低下している一方で、まだ定期的に読んでいる人がいるのも事実です。

彼らはどうして読んでいるのでしょうか?

また、読まない人の理由にはどんなものがあるのでしょうか?

新聞を読む理由

新聞の信頼感が高くなった理由のグラフ
公益財団法人新聞通信調査会「第15回メディアに関する全国世論調査(2022年)」の報告資料4Pより引用

少し表現が異なりますが、上のグラフには「新聞の信頼感」として、信頼できる理由が挙がっています。

  • 情報が正確だから(35.8%)
  • 根拠に基づく情報を報道しているから(24.1%)
  • 公正・中立な立場で報道しているから(21.2%)

この3つの理由で約8割を示しており、やはり新聞を読む人にとってはその情報の「正確性」が買われているようです。

そのほか、マイナビAGENTの運営するサイト記事から一部抜粋すると、新聞を読む具体的な理由として以下のようなものが挙がっておりました。

  • 時事ネタを知っておかないと会話などに困るから(男性 16歳 たまに読んでいる)
  • 手元に置けてスマホよりもめくりやすいので読みやすい(男性 29歳 毎日必ず読んでいる)
  • 世の中の動向を把握しておきたいから、人との雑談にもなるから(女性 28歳 ほとんど毎日読んでいる)
  • ネットのニュースも利用しているが、やはり紙に書かれた文字を読む方が、頭に残るから。(女性 69歳 ほとんど毎日読んでいる)

新聞を読まない理由

新聞の信頼感が低くなった理由のグラフ
公益財団法人新聞通信調査会「第15回メディアに関する全国世論調査(2022年)」の報告資料4Pより引用

一方、新聞を読まない理由としては上のグラフのように

  • 特定の勢力に偏った報道をしているから(44.8%)
  • 政府や財界の主張通りに報道するだけだから(16.5%)
  • 報道する側のモラルが低下したから(14.3%)

などが示され、情報の信頼性低下を指摘したものが多いように感じられました。

そのほか、こちらのサイトでは、

  • 紙の新聞を契約しても読む時間がなさそうだし、ニュースはネットで事足りる。(男性 29歳 まったく読んでいない)
  • 1度外に取りに行くのが大変、ゴミになるから、使い捨てでエコではないから(男性 33歳 まったく読んでいない)
  • インターネットで十分。新聞は、社の思惑が反映されていて、真実を純粋に書かない。(男性 48歳 まったく読んでいない)
  • 読む必要があまり無いから。読む集中力や気力が無いから。(女性 33歳 まったく読んでいない)
  • お金を払ってまで読もうと思わない。ニュース番組で充分(女性 25歳 まったく読んでいない)

などの理由が挙がっており、物理的に時間がない、テレビニュースやネット記事との差はあまり感じないといったところが多い印象です。

僕が考える「新聞を読むメリット」

新聞の写真

ここまで新聞を読んでいる人の割合や読む理由・読まない理由について見てきました。

まあ大方の予想通り、新聞を読む人は減っており、特に若年層はネットで十分と考えているみたいですね…。

さて、冒頭にも書いたとおり、僕自身は実は新聞を読んでいます(といっても日経の電子版なので紙媒体ではないのですが)。

もともとは読む時間がそもそも取れないということで、ずっと購入してはいるのに読んでいない状態だったのですが、顧客に指摘され読むようになりました。

そんな僕が考える「新聞を読むメリット」は以下の3つです。

  1. 仕事で関わる人との会話の種が増える
  2. 「なぜ?」を考えるきっかけを与えてくれる
  3. 「稼ぐ知恵」が溜まっていく(はず)

それぞれ説明していきます。

仕事で関わる人との会話の種が増える

新聞を読む1つ目のメリットは、「仕事で関わる人との会話の種が増える」ことです。

僕自身は新卒で企業の財務状態を調査するような会社に入りました。

特に中小企業の社長や経営幹部の方々とお会いして、B/S(貸借対照表)やP/L(損益計算書)を拝見しながら今後の動向についてレポートを書く、といった仕事をしていました。

一企業を引っ張る方と毎日お会いする中で、

イロジロ

「これってこの業界だと当然のことなんだな…」
「この社長には、例えば今業界が〜〜な原因で低迷しているなどの話を出せば食いついてくれるのでは…」

と感じることが多かったのです。

そして実際に新聞に書いてある内容のことをアイスブレイク時にでも出すだけで、そこからの商談やディスカッションがとてもしやすくなりました。

現在はIT企業に営業として勤めていますが、これは今でもたまーに感じることでもあります。

(余談)日常的にも会話の種が増える

余談ですが、当然のごとく、例えば家族だったり恋人だったり友達だったりと会話するときの種にもなり得ると思います。

日経新聞は政治経済色が強いものの、その他の新聞は社会面・文化面の内容も充実しており、普段接する人との話すきっかけにもなります。

「なぜ?」を考えるきっかけを与えてくれる

2つ目の理由は、「なぜ?を考えるきっかけを与えてくれる」です。

これは特に経済面や政治面で言えることかもしれません。

イロジロ

「どうして日経平均は1週間前と比べて下がったんだろう…?」
「物価上昇し続けてるけど、何が原因?」
「岸田首相はどうしてパリに行ったんだ…?」

多くの場合調べれば分かることですが、分からなければ自分なりの推測でもいいと思います。

そして、「物価上昇の原因はコロナの影響とかウクライナ問題とかだな…でもウクライナ問題の何が原因でここまで物価は上がってるんだろう…?」と、次から次へ考える思考のループを与えてくれます。

単純に、知っていることが増えますね。そしてある意味脳トレにもなります。

一方、ネット記事やSNS、TVというのは、ニュースの内容は新聞とさほど大きく変わらないかもしれませんが、意外と「垂れ流し・受け流し」状態が続いてしまう人も多いのでは?

見て、読んで、「なるほどな〜」で終わる。

ただ情報を受け取るだけで終わる人にとっては、新聞とその他メディアで大きく差を感じないので、購読しない人も多いと思います。

「稼ぐ知恵」が溜まっていく(はず)

3つ目の理由は「稼ぐ知恵が溜まっていく(はず)」です。

2016年の調査なので少し古いですが、情報サイト開発・運営の株式会社キャリアインデックスが行った調査によると、

「新聞を読んでいると答えた人は、年収1000万円以上では92%に達し、700-1000万円未満では74%、500-700万円未満では54%、300-500万円未満56%、300万円未満55%となり、年収700万円を境に大きく分かれる結果となりました。」

とのことです。

直近で似たような調査を見つけることができなかったのでなんとも判断しがたいですが、ただ肌感では理解できる結果という感じもします。

新聞というのは(一時ではあれど)社会の動向を網羅的に掲載しているメディアです。

これは言い方が合っているのか分からないですが、ある意味社会の「ルール」をそこから抽出できるツールだと私自身は考えています。

そしてどんなゲームでも、「ルール」を知らずに戦うと負けてしまう可能性が高まりますよね。

そういう意味では、新聞を読んだからといって急に大きく年収が上がることは少ないと思いますが、長期で見れば上がる一因なのかとも思ったり、思わなかったり、、、。

新聞を少しずつでも読む方法

新聞の写真

ここまで読んでいただいて、「まあ少しだけでも新聞読んでみるか」となった方もいるのではないでしょうか(ありがとうございます)。

ただ、いきなり思い立って「今日から毎日1時間かけて新聞の全箇所読もう」となっても、おそらく長くは続かないでしょう。

ここでは、長期にわたって新聞を少しずつでも読んで日々に活かす方法についてご説明します。

まずは1テーマだけに絞って読んでみる

1つ目は、「1テーマだけに絞って読む」です。

これは自分の業種や職種から選んでもいいかもしれません。

  • 「半導体」というワードに絞って読んでみる
  • 「ウクライナ情勢」だけ読んでみる
  • 「投資欄」のみ読んでみる

こんな感じでいいと思います。

新聞に書いてあることすべてを読むとそれだけで時間を食いますし、そもそも自分が興味のないことを義務的に読んでいても続きません。

ただ、1テーマ読んでいる中で他紙面にちょっと面白そうな記事や話題が載っていることもあります

そういうことをきっかけとして別テーマに進んでみるのもありでしょう。

1面だけは読むと決める

2つ目の方法は「1面だけは読むと決める」です。

文字通り、新聞の1面だけは隅から隅まで読むと決めましょう。

1面にはその日の最も重要な情報が掲載されています。

1面に掲載されている記事はおよそ4本程度ですので、5分~10分あれば読めるはず。

本当に時間がないときは、見出しやリード文だけでも良いので、毎日1面に目を通す習慣を作るよう心がけてみましょう。

リード文だけでも読んでみる

3つ目の方法は「リード文だけでも読んでみる」です。

記事の内容すべてを読んでいたら時間がない。

そんなときは、リード文だけでもいいので読んでみましょう。

リード文とは記事の内容が要約されている文章のことです。

文章量として記事の3分の1くらいに縮小されているので、時間のない方々でも読みやすいと思います。

まとめ:ちょっとでも新聞を読んでみよう

この記事では、社会人が新聞を読むべきいくつかの理由と、少しずつでも読む方法について解説しました。

ポイントは、以下です。

✔新聞を読む人の割合は減っている。若年層はほとんど読んでいない
✔ただ、新聞を読むことで会話の種が増えたり、考えるきっかけをもらえるなどのメリットも
✔新聞を少しずつでも読んでみるのはいかがか

ちなみに、私は日経電子版をスキマ時間に読んでいます。

そのほか朝日や産経、読売など会社によって記事の色が異なりますが、どれか一つでも読んでみるのをオススメします(ちなみに、2023年1月現在では読売・毎日・産経が横並びの価格のようです)。

以上となります。バイバイ👋

Written by @Mr_Irojiro

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